> 獣医が教える犬の玉ねぎ中毒症状とは?愛犬が玉ねぎを食べたらすべき3つのこと

犬が玉ねぎを食べてはいけない理由

犬 玉ねぎ

犬に玉ねぎはNGだということは、多くの飼い主さんがご存知ではないでしょうか。
ただ、犬はなぜ玉ねぎを食べてはいけないのか理由をご存知の方は少ないようです。

 

そこで、犬が玉ねぎを食べてはいけない理由を詳しくご説明します。

 

玉ねぎに含まれる成分・アリルプロピルジスルファイドが原因

玉ねぎには、アリルプロピルジスルファイドという中毒の原因となる成分が含まれています。

 

このアリルプロピルジスルファイドは、薄い黄色をした液体で強い臭いがあり、犬などの動物の体内に入ると「ヘモグロビン」を酸化させて最終的に溶血性貧血を起こします。
このような症状は、玉ねぎを食べて引き起こされる症状ですので「玉ねぎ中毒」とも呼ばれています。

 

この「玉ねぎ中毒」は犬だけでなく、猫やウサギ、ハムスター、フェレット、インコなどペットとして飼われている動物や、牛、羊などといった動物にも同様に引き起こされます。

 

また、玉ねぎ以外にもニンニクやニラなどのネギ科の野菜にもアリルプロピルジスルファイドが含まれていますので注意が必要です。

 

加熱した玉ねぎも食べてはダメ?致死量はどれくらい?

では、犬の場合はどの程度の量の玉ねぎを食べてしまうと「玉ねぎ中毒」の症状が引き起こされるのでしょうか。

 

玉ねぎ中毒を起こす量は犬の種類や体重など犬によっても異なりますが、一般的には体重1㎏当たり、15〜20gを超えた量の玉ねぎを食べてしまうと玉ねぎ中毒の症状が現れるといわれています。

 

例えば、小型犬で体重4㎏の場合は60g程度、体重9㎏ですと135g程度の玉ねぎを食べると中毒症状が現れるとお考え下さい。
目安としては、玉ねぎ1個が約200gほどですので、体重4㎏の場合は1/3個、9㎏の犬の場合は2/3個です。

 

生の玉ねぎ、加熱調理をした玉ねぎも同じように毒性があり、加熱・非加熱は関係なく中毒症状が現れます。
そのため、犬が玉ねぎ入りの加熱調理したハンバーグを食べたり、お味噌汁に玉ねぎが入っている場合、その出汁を飲んだだけでも中毒症状が現れますので注意が必要です。

 

犬が玉ねぎ中毒を起こした時の症状は?

では、犬が玉ねぎを玉ねぎを食べてしまった場合、どのような症状が現れるのか、詳しくご紹介いたします。

 

症状は食べた直後には出ない

実は、玉ねぎ中毒の症状は玉ねぎを食べた直後に現れることはほとんどありません。
早い場合で1日程度、また通常は3、4日程度で玉ねぎ中毒の症状が現れます。

 

このように玉ねぎを食べた直後に症状が現れませんので、玉ねぎが原因で中毒症状が出ているということに気が付かないこともあります。

 

玉ねぎを食べた時の主な症状

万が一、犬が玉ねぎを食べてしまった場合、以下のような症状が現れます。

 

  • 食欲不振
  • 元気がなくなる
  • 嘔吐
  • 下痢
  • 目の結膜が白くなる
  • 血尿(尿が赤色、コーラのような色に変色)
  • 便の色の異常
  • 黄疸
  • 痙攣
  • 頻脈

 

また、二次的な症状に貧血、血管内溶血があります。
愛犬の様子がいつもと違う、元気がない、食欲がないという場合には注意してあげましょう。

 

また、尿や便は見た目でわかる愛犬の健康のバロメーターですので、しっかりとチェックしてあげてください。

 

犬が玉ねぎを食べてしまったら?応急処置は?

では、愛犬が玉ねぎを食べてしまったら、どのような応急処置をすればいいのかご説明します。

 

動物病院へ相談

愛犬が玉ねぎを食べたことがわかっていれば、やはり動物病院へ相談することをおすすめします。
獣医師さんに玉ねぎを食べたことを伝え、加熱処理をしているのか、生の玉ねぎなのか、また食べた玉ねぎの大きさ、いつ食べたのか(時間)など、わかっていることはできるだけ説明しましょう。

 

残念ながら玉ねぎ中毒の特効薬はありませんので、病院ではまず、食べてしまった玉ねぎを吐かせる催吐(さいと)処置をします。
中毒症状が出ている場合には、抗酸化剤、ステロイド剤を使って血液中の赤血球の破壊を止めます。

 

もし状態が悪化し、赤血球の破壊が止められない状況になれば輸血が必要となり、この状態は非常に危険で、死亡確率も高くなります。

 

玉ねぎを食べた直後の対処

もし、愛犬が玉ねぎを食べた直後であれば、口の中に残っている玉ねぎをすぐに取り出しましょう。

 

また、ガーゼなどの布を水で濡らして愛犬の歯と歯の間、隙間を丁寧にしっかりと拭くことで口の中の玉ねぎエキスを取り除くこともできます。

 

応急処置で吐かせるには

愛犬が、中毒症状が起こる可能性がある危険な量の玉ねぎを食べてしまったら、応急処置として吐かせることが先決です。

 

食塩水やオキシドールを使って犬に嘔吐を促す方法がありますが、食塩は「塩中毒」になる危険性、またオキシドールは刺激があることから、もし愛犬の胃の中に傷がある場合、その傷を悪化させてしまう可能性もありますので、いずれの方法もあまりおすすめはできません。

 

やはり動物病院を受診することがベストな対処方法といえるのですが、深夜でお近くの動物病院が開いていない場合などは、飼い主さんが愛犬に嘔吐させるという状況も出てくると思います。
そこで、オキシドールを使った嘔吐の方法についてご紹介します。

 

あくまでも応急処置の方法ですので、動物病院へ行ける、また、かかりつけの獣医師さんと連絡が取れるようであれば獣医師さんへご相談ください。

 

用意するもの
  1. 未開封の3%オキシドール(開封済みの場合催吐作用が弱くなる)
  2. スポイト、シリンジ

 

方法
  1. 体重5㎏当たり、11mlのオキシドールをスポイドなどで、犬の舌の奥の方へ流し込む
  2. オキシドールを飲ませて15分程度で吐く事が多く、15分以上経っても吐かない場合は水を飲ませると吐きやすくなる。
  3. 20分経過後も吐かない場合は、再度、同量のオキシドールを飲ませる

 

注意点
  • 玉ねぎなどの毒性のものを食べてしまった場合は1時間以内に吐かせることが必要。
  • 犬に意識や反応がない場合や興奮状態の犬はオキシドールでの催吐は行わない。
  • 玉ねぎ以外の強酸、強アルカリ性のもの、また灯油やガソリンなどを誤飲した場合はオキシドールでの催吐は不可。
  • 誤飲したものの形が尖っている場合もオキシドールでの嘔吐方法はしない。

 

玉ねぎ以外に犬が食べてはいけない食べ物

ここからは、玉ねぎ以外に犬が食べてはいけないものについてもご説明いたします。

 

玉ねぎと同じネギ科の食べ物はNG

玉ねぎ以外にも同じネギ科の食べ物は、同じように中毒となる危険性が高いことから愛犬には食べさせないようにしてください。
ネギ科の食べ物には、長ねぎ、ニラ、ニンニク、らっきょうなどがありますので、注意しましょう。

 

また、犬用のニンニク入りサプリメントが販売されていて、栄養が豊富、ノミ・ダニ対策に効果があることで人気となっています。

 

こちらの商品の注意書きには、「ごくまれにガーリックにアレルギーをおこす場合があります。そのときは直ちに給与を中止して下さい。」「にんにくは大量に摂取すると中毒になる恐れがあります。適量を守ってお使いください。」とありますので、ニンニク入りサプリメントを愛犬に与える場合には注意をしてください。

 

その他の犬が食べてはいけない食べ物

犬が食べてはいけない食べ物は玉ねぎ以外にも以下のものがあります。

 

  • カカオ類(チョコレートなど)
  • ブドウ、レーズン
  • アボカド
  • アルコール
  • ネギ類
  • キシリトール
  • マカデミアナッツ

 

玉ねぎ以外にもチョコレートやブドウ、キシリトールなどはよく知られています。
これらの食べ物などは犬にとっては、毒性の強いものですので誤飲が起きないように注意しましょう。

 

人と犬とは違うことを認識しよう

人が食べても大丈夫なものでも、犬にとっては毒性のある食べ物が多くあります。
それは、人と犬とでは身体の構造や大きさ、内臓機能などの違いからきているといえるでしょう。

 

そのため、犬が食べてはいけないもの(犬にとって毒性のあるもの)を飼い主さんが知っておくことが大切です。

 

また、玉ねぎを使ったお料理、例えばシチューやスープ、お味噌汁、ハンバーグ、コロッケなども犬の口に入らないようにしてください。
もちろん、スープ、お味噌汁などのお出汁にも玉ねぎの中毒となる原因となるアリルプロピルジスルファイドが含まれていますので、与えないようにしてください。

 

このように飼い主さんのちょっとした知識で、愛犬を中毒から守ることができます。

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