> 犬の関節炎の症状と原因、家庭で出来るケア方法を解説します!

関節炎ってどんな病気?犬に多いの?

犬 関節炎

関節炎とは、関節に炎症を起こす症状で、関節を動かしづらくなったり、痛みを伴ったり骨が変形していしまうことがあります。
関節炎は人にも見られる症状ですが、犬の場合でも発症するケースが多く、この症状を引き起こしやすい犬種もあると言われています。
この症状が引き起こされる原因として、日々の関節への刺激があります。
過度な刺激を受けることで軟骨組織が損傷します。
このことで炎症を起こしたり、刺激によって発生する酵素によって、さらに軟骨組織が破壊されていきます。
軟骨組織が破壊されると、関節が動きづらくなったり、痛みの発生、骨の変形にも繋がるとされています。

 

関節炎の原因について

関節炎の原因として、肥満、運動不足、加齢、外傷、病原体などがあります。
原因によって引き起こされる症状に違いがあり、感染性関節炎や変形性関節症といった症状に分けることができます。
感染性関節症では病原体が原因で、病原体が侵入することで引き起こされる症状です。
変形性関節症の原因には、過度の運動、肥満、関節リウマチ、加齢、外傷があります。
具体的な外傷としては、捻挫や捻挫によって起こる靭帯断裂、股関節形成不全、膝蓋骨脱臼、骨折などがあります。
このように、関節炎といっても原因や症状は様々です。

 

こんな症状が出たら関節炎を疑うべき

関節炎では早期発見が重要です。
発見が遅れることで重症化するケースもあり、日々の生活の中でよく観察をして、少しでも疑いがあれば適切な治療が必要になります。
疑うべき症状としては、
・歩くときには足を引きずる
・以前ならよく動く状況なのにじっとしていることがある
・階段を目の前にすると登りたがらない
・立ち上がる時に辛そう
・散歩に行きたがらない
・「歩く、走る、遊ぶ」をしたがらない
などがあります。
これらの症状は、日頃からよく愛犬を観察していればすぐにわかると思います。
このような症状を確認した時には関節炎を疑うべきでしょう。

 

関節炎の治療法

関節炎が重症化してしまうと、完治させるためには基本的に手術を受けるしかありません。
手術を受ける場合は人工関節などを使うケースもあり、リハビリが必要になります。
加齢による関節症では、手術前に体力面も考慮する必要があります。
手術以外では、「関節炎の原因を改善させる」、「症状や痛みを和らげる」という治療がメインとなります。
例えば、肥満が原因であれば、水泳や筋力トレーニング、温浴などによって可動域を広げることで関節炎の改善につながります。
また、痛みを緩和させるために鎮痛剤を服用する方法もありますし、軟骨成分のヒアルロン酸を患部に注射したり、コンドロイチンを服用する方法もあります。

 

基礎疾患(関節炎の原因になる病気)の治療

関節炎の基礎疾患には、股関節形成不全、膝蓋骨脱臼、リウマチ性関節炎、変形性脊椎症などがあります。
股関節形成不全は先天的に股関節に異常がある疾患で、安静療法、投薬治療、外科治療が主な治療方法となります。

 

膝蓋骨脱臼は、ひざにある皿が外れてしまう症状です。
基本的に手術での治療となりますが、症状が軽度なら内科的治療も可能です。
ただ、症状が重度になると手術ができなくなるとも言われています。

 

リウマチ性関節炎は、免疫介在性疾患とも呼ばれ免疫異常によって起こる症状です。
この症状の治療では、抗リウマチ薬、ステロイド剤、免疫抑制剤などの薬物治療となります。

 

変形性脊椎症は背骨が変形して起こる症状で、治療では内科的治療や外科的治療を行います。

 

対症療法(痛みを和らげる)

対症療法としては鎮痛薬があり、鎮痛薬としてよく利用されるのが非ステロイド系抗炎症薬です。
炎症を抑え、痛みも和らげる効果が期待できる薬で、副作用として胃腸や腎臓障害などが報告されています。
副作用がない対症療法として、ハイドセラピー、レーザー治療、鍼治療、マッサージなどがあります。
ハイドロセラピーとは水を使ってトレーニングをする方法で、肥満や加齢による関節炎の改善には最適な方法です。
レーザー治療や鍼治療、マッサージでは、血行の改善をさせて効果を得る方法です。
様々な対症療法によって痛みを和らげることができます。

 

幹細胞療法

幹細胞には、別の細胞になる能力があります。
この能力は、最新の医療技術にも活用されるほど注目されています。
幹細胞を使えば、血管や筋肉、骨など様々な臓器に変化させられるので、様々な治療に応用できると考えられています。
関節炎に対する幹細胞療法は、幹細胞の持つ能力を活用して損傷した臓器の再生をしようという治療方法です。
まず幹細胞を取り出して培養した上、培養した細胞を体内に戻すことで損傷した臓器を再生させます。
この治療によって新たな軟骨を形成したり、痛みの軽減、炎症の改善効果が期待できます。

 

家庭で出来る関節炎のケア方法

適度な運動と食事管理で適正体重をキープ

関節炎の原因の一つが肥満です。
体重が増えてしまうと関節への負担が増えるので、炎症を引き起こす原因となります。
そのため、体重管理は関節炎の効果的な予防にもなります。
肥満の原因としては、運動不足や食事があります。
室内飼育ではどうしても運動不足になりがちですし、人といる時間も長く、人間の食べ物を与えることもあるでしょう。
しかし、人間の食べ物はカロリーが高いものが多く、お菓子などは多くの砂糖やバターなどが使われているので肥満の原因となります。
毎日の散歩はもちろん、人間の食べ物は与えないことを徹底して、適正な体重をキープすることが大切です。

 

飼育環境を改善する

飼育環境の改善も家庭で出来る関節炎のケアです。
最近の家はフローリングが多いですが、フローリングは滑りやすく犬の関節に負担がかかります。
ペット用マットを敷いて滑り止め対策をしましょう。
また、ペットが寝る環境も大きなポイントになります。
1日の中で睡眠に多くの時間を使うことになるので、室内で生活をしていると足腰や関節が弱くなりがちです。
そのことで膝蓋骨脱臼などの基礎疾患を引き起こしやすいといわれています。
多くの時間を過ごす睡眠時での負担を軽減させるためには、犬用の低反発マットが効果的です。

 

食事管理のポイントをチェック!

関節修復に良い成分を摂らせる

食品に含まれる成分の中には、関節修復に良いとされる成分もあります。
そのため、毎日の食事ではこのような成分を摂取することを心掛けることで効果的なケアにつながります。
ドッグフードの中には、関節ケアを目的とした商品もあり、このような商品には関節に良い成分も配合されています。
また、不足している成分だけを摂取させたいのであれば、サプリの利用が最適です。
関節炎に効果が期待できる成分としては、オメガ-3脂肪酸、L-カルニチン、グルコサミン、コンドロイチン、抗酸化成分などがあります。
ドッグフードを変えたり、サプリを活用して効果的なケアを考えましょう。

 

抗炎症作用を持つ食品を与える

炎症を鎮めたい時には薬を利用する方法があるのですが、薬は副作用が心配な人も多いことでしょう。
薬の副作用が心配だという人は、抗炎症作用を持つ食品を与えてみてはいかがでしょうか?
パパイヤ、セロリ、生姜、アルファルファには抗炎症作用があると言われています。
パパイヤには痛みを引き起こす物質を分解するパパインが含まれ、セロリの香りには鎮静作用もあるとされています。
生姜は免疫の過剰反応に効果があるとされ、ハーブの一種であるアルファルファにも抗炎症作用があると言われています。
ただ、食品だからといって大量に与えるのは避けましょう。
毎日の食事で少量与えることで効果が期待できます。

 

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