犬 便秘

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> 犬の便秘を解消する方法-原因・病院を受診するべき目安も解説!

犬の便秘は放置すると危険!

犬 便秘

犬の便秘には危険が潜んでいます。
便秘になると老廃物が体内に溜まるので、犬の場合は巨大結腸症(腸が正常に動かず膨張する病気)を招くことがあります。
ほかにも、便秘によって腸内に悪玉菌が蔓延すると、癌の原因になる可能性があります。
犬の便秘は万病のもとと言われているほど、危険が潜んでいることが多くあるのです。
愛犬の便秘をいつものことだと思って後悔しないよう、しっかり便秘と向き合う必要があります。
このページでは、犬の便秘の原因や対策について解説します。
愛犬の便秘が気になる方、これから犬を飼う予定がある方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

 

犬が便秘になる原因

環境・生活リズムの変化によるストレス

犬が便秘になってしまうのには、もちろん理由があります。
よくあるのがストレスです。
例えば、引っ越しをして生活環境や食事や散歩の時間が大幅に変わってしまうと、犬にとっては大きなストレスになります。
犬にも体内時計があるので、その体内時計もくるってしまいます。
犬にとって、いつもと同じ環境や生活リズムは大きな安心につながりますので、生活環境が大きく変わる場合は今までの生活リズムを把握しておく必要があります。
他には、トイレトレーニングの失敗で怒られてしまったときもストレスを感じます。
怒られるという恐怖から、便秘につながることがあります。
トイレが不潔な場合も「ここではしたくない」という思いから、便秘になることがあります。
犬を家族として受け入れるときには、できる限り落ち着いた環境で生活できるよう配慮が必要です。

 

運動不足によるぜん動運動の低下

結腸の自律的な運動をぜん動運動と言います。
このぜん動運動が弱まってしまうと、体内の老廃物をスムーズに排出できなくなります。
運動をするとぜん動運動が活発になるので、運動不足は便秘の原因になるのです。
犬は運動をすることで、胃腸の働きを高める副交感神経が活発になります。
このことから、消化の促進・便秘解消・ぜん動運動の促進につながるのです。
毎日決まった時間に散歩をするというのは、犬にとってとても良いことです。
実際に犬が散歩をしているときにうんちをするのは、よく目にする光景ですよね?
愛犬の便秘を疑ったときには、散歩の頻度や時間を増やしてみるのも良いかもしれません。

 

ドッグフードの質

便秘の原因の一つにドッグフードの質があります。
愛犬に与えている食事の内容を知ることはとても大切なことです。
便秘を気にするのであれば、ビートパルプ、セルロースが使用されているドッグフードは避けましょう。
これらは、不溶性食物繊維のため、過剰に含まれた繊維質が便秘を悪化させることがあります。
というのも、繊維質が腸内で水分を吸収して膨らみ、便を絡みとっていくため、便がどんどん大きくなるからです。
そのため、便が大きすぎて腸に詰まってしまうのです。
また、穀物不使用(グレインフリー)のドッグフードを選ぶことも重要だと言えます。
穀類に含まれるタンパク質や炭水化物は、犬にとって消化しにくいものなので、便秘になる可能性があります。

 

水分不足

人間が便秘になると、十分な量の水分を摂取するように言われます。
これは犬も当てはまります。
なぜなら、便をつくるのは水分だからです。
もし、愛犬がドッグフードはしっかり食べるけれど、あまり水分を摂らないという場合は、ドッグフードにお湯を含ませるなどして水分を自然と摂取できるようにしましょう。
犬も人間と同じく、体の60~70%は水分でできています。
犬にとって必要な水分量は一日の必要カロリーと同じと言われています。
つまり、愛犬の一日の必要カロリーが500㎉の場合、一日の適正水分量は500mlです。
この量はドッグフードなどの水分量も含むということを覚えておきましょう。
特に、子犬の場合はしっかり観察することが大切です。
子犬は体内がとても繊細なため、体調管理が難しいものです。
母乳から離乳食、離乳食からドライフードへ切り替えるときには便秘になりやすくなります。
それは食事で摂取する水分量が変化するためです。
食事の回数分うんちが出ていないときには便秘を疑い、運動量を増やしたり、水分を多めに摂取させましょう。

 

カルシウムの過剰摂取

カルシウムは人間にとって必要不可欠な栄養素です。
犬にとっても同様で、カルシウムは骨の大部分をつくるとても大切な栄養素と言えます。
また、カルシウムは骨をつくるだけでなく、実は筋肉の収縮の働きをしているのです。
筋肉の収縮をすることで一体何が良いのでしょうか?
それは、全身に血液を送る心臓を動かしているという点です。
カルシウムは思っている以上に重要な働きをしているので、カルシウム不足にならないようにしたいものです。
しかし、過剰摂取も体に良くありません。
カルシウムを過剰摂取をすると、以下のような症状が現れることがあります。

 

・骨の発達の阻害
・食欲不振
・発作
・便秘

 

もし、「カルシウムが不足しているのでは?」と思い、ドッグフード以外にサプリメントを与えている場合は注意しましょう。
あまり意識的にカルシウムを摂らせる必要はありませんが、気になる場合は獣医に診てもらい、血液検査で数値を見ると、どのような状態なのかがわかります。

 

疾患による痛み

便意があるのにも関わらず、排出できないという場合もあります。
この場合、病気が隠れている可能性が高いかもしれません。
特に、老犬の便秘には注意が必要です。
老犬になれば、免疫力の低下・筋力の低下などによって排便が困難になり、それが病気につながることもあり得るのです。
慢性の便秘の場合は、命の危険もあるほどです。
老犬の便秘を防ぐには、食事に気をつけましょう。
消化機能も低下しているので、十分な水分を与えることが大切です。
なお、疾患による便秘は老犬に限ることではありません。
便秘の原因となる疾患には、以下のようなものがあります。

 

・異物の誤飲による腸閉塞
・肛門周辺の炎症や毛の詰まり
・前立腺の炎症や子宮の炎症により痛み
・前立腺肥大、脊髄の異常、甲状腺機能の低下等の疾患
・寄生虫がいる

 

このような疾患にかかっている場合、愛犬がぐったりしている、元気がない、お腹を触ると痛がる・身体を丸める体勢をとる、嘔吐するなどの症状がみられます。
状況によっては危篤な場合もありますので、症状が見られたら獣医に相談しましょう。

 

何日出ないと便秘を疑うべき?

犬 便秘

わたしたち人間の場合は毎日排便があるのが理想とされています。
犬の場合は、平均一日に2回程度が理想とされています。
子犬の場合は、回数がもっと多いのが理想です。
もし、愛犬が2日間排便していない場合は便秘を疑いましょう。
また、出ている場合でも注意が必要なケースがあります。
それは、普段とは違う便が出ている場合です。
「普段は人間に似たような便が出ているのに、今日はコロコロとしたうさぎの糞みたいだな」と思ったら要注意です。
また、おならが異常にくさいときも要注意です。
便の量や質は普段の状態を知っていることが大切です。

 

動物病院を受診する目安は?

愛犬が便秘になった時、「何日も便が出ていない・・・動物病院を受診するべきなのかな?」と悩む人も多くいると思います。
動物病院を受信する目安として

 

・4日以上便が出ていない
・力んでいるときに嘔吐としてしまう
・お腹を触ると痛がる
・元気がなく、ぐったりしている

 

このような症状が現れたときは危険サインです。
すぐにでも、病院へ連れていく必要があります。
犬は一日に2~3回程うんちをすると言われていますので、4日も出ていないとなれば8回~12回分ほどの便が溜まっていることになります。
便秘で嘔吐が始まってしまった場合は、腸閉塞などの病気が隠れていることもあります。
また、緊急に手術を行わなくてはならない場合もあります。
嘔吐が始まってしまったら一刻も早く病院へ連れていきましょう。

 

犬は人間と違い、不調や思いを言葉にすることができません。
従って、愛犬の様子を毎日把握しておくことが大切です。
日ごろから便の状態や回数を把握しておきましょう。
そうすることで、小さな変化に早く気付くことができる可能性がぐっと高くなるはずです。

 

動物病院での治療法について

動物に国の医療保険は適用されませんので、基本的に動物病院に連れて行った場合は全額飼い主の負担になります。
高額な治療費が必要になる場合もあるので、最近ではペット保険のコマーシャルを目にすることが多くなってきました。
しかし、保険に加入していても保険に対応していない動物病院もあります。
そのような場合は、全額支払った後に保険会社への請求となります。

 

また、ワクチンなど疾患の予防を目的とした治療は保険の適用外となるので注意しましょう。
(便秘で様子がおかしいから診てもらうときには保険が適用されます。)

 

しかし、薬が無くなったから薬を病院にもらいに行くといいうケースは保険適用外となります。
あくまでもペットの診療あっての保険適用という点を覚えておきましょう。
なお、便秘で動物病院を受診した場合の治療方法は以下の通りです。

 

・食事の変更
・便を柔らかくするサプリメントの投与
・投薬
・浣腸と便のかき出しや点滴

 

※来院した犬の症状や重さによって治療方法は異なります。

 

家庭で出来る便秘解消法

食物繊維が豊富な食べ物を与える

なんとなくうんちが出ていないなと感じたときには、食物繊維をプラスして与えてみましょう。
犬に与えても良い整腸作用のある食べ物は、バナナ・リンゴ・キャベツ・サツマイモ・大根・プレーンヨーグルトなどです。
バナナは、皮をむき筋をとって与えます。
リンゴもバナナと同様に皮をむき、種と芯を取り除きましょう。
大根、キャベツ、サツマイモは加熱したものを与えてください。
キャベツと皮をむいた大根は、生で与えても問題ありません。
ヨーグルトは加糖のものは避けましょう。
犬にもアレルギーがあるので、初めてのものは少量から与えましょう。
また、喉につまらせないように細かくすることも大切です。
ただし、便秘解消のために与え過ぎると、軟便や下痢を引き起したり、肥満の原因になることもあります。
食物繊維の与え過ぎには十分に注意しましょう。

 

オリゴ糖・乳酸菌・ビフィズス菌を摂らせる

野菜以外に整腸作用として効果のある食べ物は、ヨーグルトやサプリメントです。
愛犬の腸内環境を整えるには、腸内の善玉菌を活発にさせる乳酸菌やオリゴ糖、ビフィズス菌を日ごろから摂取させましょう。
ヨーグルトやオリゴ糖をドッグフードに混ぜて食べさせると良いのですが、毎食ではオリゴ糖の摂りすぎです。
朝か晩どちらかの食事に入れてください。
犬の腸内には人間のように善玉菌がたくさん住み着いているのですが、子犬や老犬、便秘になっていいる犬には善玉菌が極端に不足しています。
天然オリゴ糖は、善玉菌の一種であるビフィズス菌の格好の栄養源となるため、善玉菌を活性化させ腸が刺激されて排便につながります。

 

もし、愛犬がヨーグルトやオリゴ糖を好まなかった場合にはサプリメントを摂取させましょう。
サプリメントは通販サイトでも様々な種類が売られています。
犬はちょっとしたことで便秘になりやすいので、サプリメントを常備しておくと良いかもしれません。
ただし、サプリメントはすぐに効果を実感できるものではないという点を覚えておきましょう。

 

ツボ押し・マッサージで腸の運動を活性化させる

食べ物以外では、マッサージも便秘解消に効果があります。
便秘に効果のある背中やお腹のツボをマッサージしましょう。
正確なツボの場所がわからなくても。大体の場所で大丈夫です。
ゆっくりと優しくマッサージをしましょう。

 

具体的には、背中に大腸愈と小腸愈というツボがあります。
大腸愈は、背骨と骨盤が交差するところの少し上で、第四腰椎と第五腰椎の間の左右両側にあります。
小腸愈は、大腸愈の少し下で、第六腰椎と第七腰椎の間の左右両側にあります。

 

また、お腹には、中脘、天枢、関元というツボがあります。
お腹にあるおへそ周りには便秘解消のツボがたくさん集まっているので、毛をかき分けておへその位置を確認しましょう。
中脘は胸椎とおへその中間、天枢はおへそから左右1~1.5cmのところ、関元はおへそから犬の指4本下にあります。
おへそを中心にこの3つのツボを通るように優しくなでましょう。
手のひらでゆっくり優しく時計回りになでると良いです。

 

愛犬におすすめのドッグフードは「モグワン」

モグワンドッグフード

愛犬の健康に良いドッグフードをお探しなら「モグワンドッグフード」がおすすめです。

モグワンドッグフードは、犬の健康と食いつきを考えて作られています。
人工添加物不使用なのはもちろん、グレインフリー(穀物不使用)で、ヒューマングレード(人が食べても大丈夫な品質)の材料を使って作られているため、ドッグフードによって犬の健康を害する心配はありません。

さらに、食いつきの良さにも飼い主さん達から定評があります。
モグワンに変えてから食いつきがよくなった、ご飯タイムになるとすごく喜ぶようになった、といった口コミも多いです。
犬にとっておいしいドッグフードだということですね!

もし今ドッグフードにお悩みなら、犬にも飼い主にも嬉しい「モグワンドッグフード」を是非一度お試しください。

モグワン公式サイトはこちら