> 第1章「こんなドッグフードは買ってはいけない!」

リサイクルドッグフードの真実

ドッグフード 危険

あなたはドッグフード研究所のサブタイトルを見てすぐに意味が理解できたでしょうか?
※ドッグフード研究所のサブタイトル…リサイクルドッグフード発売!原材料:犬!
以下の毎日新聞の記事をご覧下さい。
犬猫の死がい処理委託問題 徳島市などが業者への委託を中止 県は陳謝 /徳島[毎日新聞/徳島2月22日]



徳島市、鳴門市、佐那河内村が、路上などで死んだ犬猫の死がいの処理を一般廃棄物処理の認可のない徳島市内の肉骨粉加工業者に委託していた問題で、県は21日開かれた県議会同和・人権・環境対策特別委で、廃棄物処理を適正に行う責任者として陳謝し、同3市村が既にこの業者への委託を中止したことを報告した。

 山田豊委員(共産)の質問に、上野秀樹・廃棄物対策課長と橋本保久企画監が答えた。上野課長は、「これまで相当期間、自治体が業者に委託しており、動物愛護法と廃棄物処理法のどちらで解釈するか問題だったが、(一般廃棄物で扱うべきとの)国の解釈が示された。これを契機に、市町村での適正な処理が行われるよう指導したい」と答弁。
 また、橋本企画監は3市村が認可を持つ業者の委託先を探していることも報告した。
 【鈴木健太郎】

この記事は市が犬猫の死がい処理を認可のない業者に委託した問題ですが、注目してもらいたいのは、市が犬猫の死がいをどのような業者に委託しているのかです。この記事では肉骨粉加工業者となっています。肉骨粉加工業者?あまり聞きなれない言葉ですね。肉骨粉加工業者というのは、簡単にいえば死んだ家畜や屠殺・安楽死された動物をリサイクルして販売している業者です。

 誰に販売しているのでしょう…?

 もうドッグフード研究所のサブタイトルの意味がお分かりになりましたか?そうです。肉骨粉加工業者はドッグフード用及び肥料用として業者に販売しているのです。交通事故にあって亡くなった猫や、病気の為安楽死させられた犬の死体を、もしかしたらあなたのワンちゃんが食べているかもしれないのです。私は自分のワンちゃんが食べているドッグフードに、犬や猫の死体を加工したものが入っていると考えただけでもゾッとしてしまいます。

 ワンちゃんを飼っている人で、このような事実を知っている人はごくわずかです。あなたが考えている以上に、ことドッグフードに関しては消費者に真実が伝えられていません。なぜ消費者に真実が伝えられないのか?それは、知られたらまずい事情があるからです。この章ではあなたのワンちゃんがいつも食べているドッグフードの疑問について、1つ1つ説明します。

ドッグフードの原材料は100グラム5円!?

ドッグフード 危険

ドッグフードの原材料にどんなものが使われているか考えたことありますか?
 見た目はこげ茶色で、1cm四方の四角い形をしたドッグフードが主流のようです。ぱっと見た感じでは、乾燥した肉のかたまりのようにも見えます。もちろんワンちゃんは肉食傾向の強い動物なので、市販されているドッグフードの主原料は動物の肉です。では、その原材料の肉はどれくらいの価格かごぞんじですか?

 スーパーマーケットなどで売られている、人間の食べる肉は一番安くても100gあたり100円ぐらいです。しかし、原材料が肉中心のドッグフードが、ディスカウントストアなどでは10kg1000円以下で叩き売りされています。単純に計算すると100gあたり10円という計算になります。

 100g10円は小売価格なので、この中にはペットフードメーカーの利益、卸業者の利益、加工費、流通費、広告費、パッケージ代などの様々なコストが含まれますので、原材料費はさらに安くなるでしょう。仮に原材料費以外に半分のコストがかかったとすれば、原材料に費やす事ができるコストは100gあたり5円になります。もし、スーパーマーケットで100g5円の肉が売られていたらどうでしょう。あなたは買いますか?私なら買いません。だって100g5円だなんて、どう考えても怪しいですよね!実はここにも、消費者に知られてはいけないペットフードメーカーのからくりが潜んでいるのです。

 ペットフードメーカーはどうやってそんな安い材料を仕入れているのでしょうか。答えはとてもシンプルです。実は、ドッグフードに使われている肉はタダ当然の悪質な肉なのです。

 一般的にはあまり知られていませんが、畜肉には4Dと呼ばれる食品不適格品があります。4Dとは人間の食用として使用することを禁止された、Dead(死んだ動物の肉)・Dying(死にかけていた動物の肉)・Disabled(身体の一部に障害のある動物の肉)・Diseased(病気の動物の肉)の頭文字をとったものです。冒頭で説明しました犬や猫の死骸はDead(死んだ動物の肉)に当てはまります。こういった、本来なら捨ててしまうようなものをドッグフードの原材料に使用すれば、100g5円のドッグフードを作ることができるのです。

 ここではドッグフードの値段に焦点をあてて現状のドッグフードについて説明しましたが、だからといって高価なドッグフードが良いと断言できるわけでもありません。高価にしようと思えば、単純に価格を上げ、パッケージと宣伝にコストをかければいいからです。

 しかし、確実に1つ言えることは、あなたのワンちゃんにとって良いドッグフードは、100g10円で作ることは不可能だと言うことです。

肉副産物の表示にはご注意を!

ドッグフードを買うときに、ドッグフードのラベルに『肉副産物(by-product meal、meat meal、meat and bone meal)』などと書かれていた場合は、ワンちゃんの為にも避けたほうが無難でしょう。(ただ、ほとんどのペットフードメーカーは肉副産物を使用していても表記しないので、肉副産物と表記しているペットフードメーカーは、まだ良心的といえるのかもしれませんが…)

 肉副産物とは、肉自体ではなく、動物の肺、肝臓、腎臓、胃、腸、血液などを含んでおり、粗悪なドッグフードでは糞尿や屍、羽などが含まれている場合があるからです。また、ドッグフードの原材料の中に肉副産物と表記されていなくても、悪質な原材料を使用している場合が多々あります。以下にその一例を紹介します。

鶏肉

 ブロイラーである可能性が高いです。ブロイラーとは食肉用に飼育された若鶏の総称であり、その多くは1坪あたり50~60羽という劣悪な環境で飼育されています。環境が悪いが為に病気になりやすく、それを防ぐために抗生物質など様々な薬が投与されるのです。

 当然の事ながら出荷する段階で疾患および、残留物質に関する検査が行われますので、問題のある鶏肉が人間の口に入る事はまずありませんが、検査で不合格となった疾患をもっていたり、高濃度の薬物が残留している鶏肉は、ペットフード用として出荷される事になります。

大豆

 鼓腸症といわれる腹部が膨満する疾患の原因と言われています。大豆には胃腸を刺激する酵素があり、長い時間ゆっくり煮込まないとこの酵素は破壊できず、酵素の影響で胃腸内の消化液の量が減少し、バクテリアの増殖が過剰となり、胃の内容物の発酵が起き、ガスが発生します。

 鼓腸症がひどくなると、脳に十分な血液が送れなくなり、ショック死してしまう可能性があります。本来大豆は、豆腐や醤油など有益な食材でありますが、適切に処理されていない大豆は害となります。また、ドッグフードに使用される大豆のほとんどは、有用成分を絞りきった残り滓です。滓というとおからを連想される方が多いのですが、ドッグフードに使用される大豆はほぼ完全な滓であり、有害であるため畜産動物の飼料の原料として使用することが禁止されています。

ビタミン・ミネラル類

 私達人間も、最近はサプリメントと言う形でビタミン・ミネラルの補給を行っています。本来であれば、食物に自然と含まれるもので充分補う事ができたのですが、病気の様々な原因といわれているストレスや、食物の中に含まれているビタミン・ミネラルが減少してきた為に、近年こういった市場が登場してきました。

 少し話が横道にそれましたが、人間と同じ雑食性のワンちゃんにも同じ事が言えます。ドッグフードの中にビタミンA・D・E・C・葉酸・ナイアシンなどのビタミン・ミネラル類が添加されている事は本来望ましい事です。

 しかし、ペットフードメーカーがどういった理由で、ビタミン・ミネラル類が添加しているのかが問題です。ほとんどのドッグフードでは原材料の劣悪さを補う(隠す?)為にビタミン・ミネラル類を添加しているのです。ですからビタミン・ミネラル類を大量に添加しているドッグフードというのは、それなりの原材料を使っている可能性が高いのです。

 ここで挙げた原材料の問題はほんの一例です。この他にも原材料の問題はまだまだたくさんあります。このような危険なドッグフードをあなたのワンちゃんに与えない為には、現状は、飼い主が自分のワンちゃんに合ったドッグフードを自分で勉強して、取捨選択してあげるしか方法はありません。

ドッグフードの賞味期限は非常食並み

私達は自分が食べる食品の賞味期限のことは気にしますが、ドッグフードの賞味期限について意識している人は意外と少ないようです。お店の棚に並んでいるドッグフードの賞味期限を見てください。ほとんどが1年以上、長いもので2年以上の期間が設定されているものもあります。人間が主食として口にする食品の中で、こんなに長い賞味期限が設定されているものはあまり見かけません。非常食のカンパン(主食ではないですが…)ぐらいではないでしょうか。

 どうしてワンちゃんの主食であるドッグフードはこんなに長期間保存できるのでしょう。他にも不思議なことがあります。私達が食べている食品は、常温で放置しておけば2~3日もすれば腐敗し、一週間もすればカビが生えます。しかしドッグフードは真夏の暑い日に1週間放置していても、腐敗しないし、カビも生えません…なぜでしょうか?

 その答えもドッグフードの原材料の中にあります。実はペットフードメーカーが人間の食品に使用禁止、又は限定されている抗酸化剤を大量に使用しているからです。具体的には以下のような合成保存料が使用されている可能性があります。

BHA[ブルチヒドキシアニソール]

 もともとガソリン酸化防止のために合成された科学物質です。しかしこれが食品の酸化防止にも有効だということになり、1954年(昭和29年)には食品添加物としても認可されて、食用油脂、バター、マーガリン、ひまし油などにも広く使用されてきたという歴史があります。

 ところが、動物実験の結果で発ガン性があることが確認されたため、現在では「油脂の製造に用いるパーム原料油およびパーム核原料油」に限り使用が認められはいるものの、その他の一般食品に使用する事は禁止されています。

BHT[ジブチルヒドロキシトルエン]

 1940年(昭和15年)頃から石油用の抗酸化剤として用いられるようになり、1954年(昭和29年)にはアメリカで、追って1956年(昭和31年)には日本でも食品添加物として使用することが認められました。こちらのほうは現在でも、魚介冷凍品と鯨冷凍品や、チューインガム、油脂、バター、魚介乾燥品、魚介塩干品、乾燥裏ごし芋などへの限定的な使用が認められていますが、アメリカでの実験報告によれば膀胱ガンや甲状腺ガンを誘発する可能性があるといわれています。

エトキシキン

 1953年(昭和28年)に、ゴム固定材として開発された、カイガラムシ駆除剤、除草剤などにも使われている抗酸化作用をもつ物質です。これについては、日本では人間用の食品添加物として使用が認可された歴史がありません。農薬としての使用さえも禁止されてきました。

どれもあまり聞きなれない名前ですが、エトキシキンはアメリカがベトナム戦争で使った枯葉剤の成分だと聞けば、誰もがその毒性を推測するのはむずかしいことではありません。ワンちゃんが毎日食べるドッグフードの中に、このような危険な添加物が含まれているとすれば、天寿を全うすることはとてもむずかしいでしょう。しかも、毎日体内に吸収される大量の添加物は体の中に蓄積し、その子孫までもが悪影響をうけるのです!!

 だったら、原材料にそれらの添加物が記載されているドッグフードを買わなければいいじゃないか!と思われるかもしれませんが、そう簡単な話でもないのです。現在の日本の法律では、ペットフードメーカーがドッグフードの成分表示を行う義務がありません。なので、ペットフードメーカーにはドッグフードの原材料を全て表示する必要はないのです。

 人間の食品には安全性を確保するため、厚生労働省による食品衛生法があります。家畜は人間の食料となるため添加物の規制がされています。しかし、日本にワンちゃんを食べる習慣はないし、ドッグフードを食べる事もありません。

 ですからドッグフードは法律上では何の規制もかかっていないのです。日本にはペットフード公正取引協議会という組織があります。ここで製品の基準となるべきものを設定していますが、この組織への加入はペットフードメーカーの任意であり、法的拘束力は持っていません。

 また、ペットフード公正取引協議会では原材料を多い順に合計80%まで表示すればよいとしており、添加物を原材料として表示するかどうかは、ペットフードメーカーの判断に任されているのです。

 利用しているドッグフードに添加物が含まれているかどうかは、そのペットフードメーカーに直接問い合わせるしか方法がありません。また、ペットフードメーカーが添加物を使用してなくても、原材料の段階で多量の合成保存料等を添加している卸業者もいます。一般の消費者が原材料の内容を全て把握するのはとてもむずかしいのが、今日のペットフード業界の現状なのです。