犬 虫歯

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犬も虫歯になるの?

犬 虫歯

人間は毎日歯磨きをしないと虫歯になりますが、犬も虫歯になります。
ですが、人間よりも犬は虫歯になりにくいです。
犬が虫歯になりにくい理由は3つあります。
人間の唾液は弱酸性でphの値が6.5~7.0ですが、犬の唾液は弱アルカリ性でphの値が8.0です。
虫歯菌は弱酸性を好むため、人間の方が虫歯になりやすいのです。
また、人間の唾液には「アミラーゼ」という酵素があります。
アミラーゼには炭水化物を分解する働きがあり、口の中で糖分を作ります。
糖分も虫歯菌の大好物のため虫歯になりやすいのですが、犬にはこのアミラーゼがありません。
さらに、犬の歯は尖っていて食べ物のカスが溜まらない点も、虫歯になりにくい原因です。
とはいえ、犬は絶対に虫歯にならない訳ではないので注意してください。

 

犬が虫歯になる主な原因3つ

犬が虫歯になる原因は主に3つあります。

 

1つ目は糖分の多い食事です。
糖分は虫歯菌のエサになるので、糖分を多く含む食生活を送っていると虫歯になりやすくなります。
犬の食生活にも気を付けてあげましょう。

 

2つ目はデンタルケアです。
犬は虫歯にはなりにくいですが、だからといって絶対にならない訳ではないので、きちんと歯磨きを習慣づけることが大切です。

 

3つ目は歯周病です。
歯周病によって、歯茎が衰えるとそこに食べかすや歯垢が溜まり、虫歯に繋がってしまいます。
人間と一緒で、この3つが犬も虫歯になりうる原因です。

 

虫歯の症状を見分ける方法

口の中を確認する

犬の虫歯を見つけるには、犬の口の中をきちんと確認しましょう。
歯茎が腫れていないか、出血していないか見てください。
また、口臭のチェックも重要です。
臭いがきつい場合は細菌が繁殖している恐れがあります。
さらに、歯の色が黄色や茶色に変色している場合も虫歯の可能性があります。
歯が折れていたり、かけていたりしていないか、穴が空いていないかもチェックしてください。
そこから歯垢や食べかすが溜まりやすくなります。
歯垢や歯石がついていると、虫歯になる可能性があります。
その他には、7ヶ月を過ぎても乳歯が残っていると歯が普通よりも多くなり、その間に歯垢や食べかすが溜まりやすくなるので注意が必要です。

 

フードの食べ方を確認する

フードの食べ方をよく確認することも虫歯の早期発見に繋がります。
やはり虫歯になると痛みがあるので、食事の仕方も変わってくるでしょう。
いつもと違って顔を傾けて食べたり、片方の歯で噛んでいるなど、愛犬のちょっとした変化を見過ごさないように注意してください。
食事をよくこぼしたり、食べるのを嫌がって食べなかったりすることもあります。
痛みで食べている最中に奇声を発したり、食事に時間がかかる場合も虫歯の可能性があります。
人間も同じですが、虫歯になると痛みを避けようと食べ方が少し変わったり、味が美味しく感じられなかったりすると思います。
犬も同じなので、食べ方に注意して虫歯の発見をしてみてください。

 

犬のしぐさを確認する

犬のしぐさも注意してみてください。
前足で口をよくぬぐっている時は、口の中になにか違和感を感じている可能性があります。
また、痛みによって顔や口元に触れられるのを嫌がることもあります。
人間もそうですが、痛いと触れられたくないのでしょう。
床や机の角、電柱などに口をこすりつける行動にも要注意ですし、虫歯になると攻撃的になる可能性もあります。
「痛い」と訴えられずに反抗的な態度になってしまうのでしょう。
人間のように「痛い」とは言えず分かってあげられないので、このような犬のしぐさを注意して見てください。

 

目の周りを確認する

犬の目の周りにも虫歯の症状が出る場合があります。
具体的には、頬や目の下に腫れが出てくることがあります。
虫歯や歯槽膿漏が悪化すると膿が溜まり、目の下の部分にまで腫れが出てきます。
虫歯の悪化により腫れがひどくなると、出血したり膿が出ることもあります。
時には、鼻から膿が出る場合もあります。
このような症状は、目の病気か他の病気だと思いがちですが、口の中が原因の場合があります。
飼い主として愛犬の異常を早期に発見することが大切です。

 

犬の虫歯治療は病院へ

愛犬が虫歯になった場合、病院での治療法はいくつかあります。
病変部の充填は、虫歯の初期段階の治療方法です。
虫歯になった部分のエナメル質とゾウゲ質を削って、充填剤をつめて治します。
使われるのは、フッ化物放出性のゾウゲ質用接着剤です。
また、アマルガム、コンポジットレンジ、プロテアーゼなどによる歯冠の修復治療も行われます。
虫歯が進行し、歯の神経である歯髄に達している場合は歯髄を除去します。
さらに症状がひどい場合は、抜歯することもあります。
歯茎から外に出た歯冠部が削れている場合は、歯をそのまま抜いて治療していきます。
つまり、虫歯の治療法は犬も人間とほとんど同じなのです。

 

病院での虫歯治療にかかる費用は?

犬の虫歯の治療費は、病院や犬の種類によって差があります。
血液検査・麻酔なども含めると5万円前後となるケースが多いようです。
初期段階の虫歯を削って充填剤をつめて治療する場合は、3万円前後かかります。
歯髄まで症状が達している場合は、5万円前後かかると思っていた方が良いでしょう。
抜歯の場合は、2万円前後です。
麻酔する場合と、しない場合で料金が変わってきます。
状態によっては、治療後の消炎鎮痛剤、感染予防剤、抗炎症剤、痛み止めなどの内服が必要となります。
また、術後の抜歯縫合も必要な場合があります。

 

飼い主にできる虫歯予防は歯磨き!

歯磨きのポイント

虫歯の一番の予防は歯磨きです。
歯磨きをする時は、前歯から奥歯の順番で磨いていきます。
その後、歯の裏側を磨いていきましょう。
ゆっくり優しく動かしてください。
毎日歯磨きをするのが難しい場合は、デンタルガムやサプリメントの併用をすると良いでしょう。
今では、歯磨き用のおもちゃも出ています。
かじって遊ぶだけで歯磨きをしていることになります。

 

歯磨きが苦手な犬はどうすればいい?

歯磨きが苦手な犬の場合は、まず口元を触れることに慣れさせてください。
スキンシップから口や歯など触る時間を増やしていきましょう。
慣れてきたら、ガーゼで歯を拭き、徐々に歯ブラシを使って磨くことに慣れさせていきます。
犬を歯磨きに慣れさせる詳しい方法は、こちらのページをご覧ください。

 

犬の虫歯に関する注意点

人から犬へ虫歯がうつることがある

人間の食べさしや、口移しで食べ物を与えると、犬に虫歯菌がうつります。
スキンシップのため飼い主と愛犬の間で行うキスでも、うつる場合があります。
犬の虫歯を防ぐためには、食べさしや口移しなどで食事を与えるのを控えた方が良いでしょう。
出来ればキスもやめた方が良いです。
ですが、スキンシップのため、やめたくない場合はきちんと歯磨きなどデンタルケアをしっかりして予防しましょう。
そして、飼い主もきちんとデンタルケアをして虫歯のない歯を目指しましょう。
飼い主も犬も虫歯のない環境にすることが、お互いの口内環境の維持に繋がります。

 

7ヶ月を過ぎて乳歯が残っている場合は抜歯する

犬の場合、5ヶ月から10ヶ月の間に乳歯から永久歯に生え変わります。
しかし、まれに乳歯が抜け落ちず、そのまま永久歯が生えてしまうこともあります。
原因は明らかになってはいないですが、小型犬に多くあるそうです。
乳歯が残っていると、歯の隙間に歯垢が溜まりやすくなってしまいます。
それによって歯周病や虫歯の原因となります。
嚙み合わせにも影響してくるので注意が必要です。
7ヶ月を過ぎて乳歯が残っている場合は、抜歯することをオススメします。